好きなアリア Best5

 私が好きなアリアを五つ挙げてみると。
 こんな感じになりますか。

1. 私のお父さん /ジャンニ・スキッキ/Pucchini
2.
貴女の声に私の胸は開く /サムソンとデリラ/Saint-Saens
3.
白銀の月 /ルサルカ/Dvorak
4.
ムゼッタのワルツ /ラ・ボエーム/Pucchini
5.
セヴィリアの砦の近くに /カルメン/Bizet

 なかなか難しいですね。上三曲は近年不同だったりしますが、下二曲は今日の思い付きかな(笑)。それにしても見事に女声ばかり。何故だろう。

 まず1.
私のお父さん
 名曲が多いプッチーニの女声アリアの中でも際だって美しい曲だと思います。暖かくも優しいメロディーが胸を打つ。いつ聞いても何度聞いても美しいと思える名曲。
 非常に著名な曲でもあり、コンサートでもよく単独で取りあげられますね。映画で使われた回数もとても多いはず。有名所で「眺めのいい部屋」、邦画では「異邦人たちとの夏」でも流れていたっけ。TV-CMへの出現回数も非常に多い。オペラアリアの中でも一番多いかも?各シーズン、必ずと言っていいほどどこかのCMで使われているのではないでしょうか。おそらくその理由はメロディー頭の掴みの良さ。歌い出しが、ぐっとくるんですよねー。

2.貴女の声に私の胸は開く
 アルト(メゾソプラノ)の口説き歌です。いかにもサン=サーンス的なイントロから、流れるようにたゆとうようにメロディーが続く。口説き歌とは言っても色っぽさとか官能というより包み込む母の慈愛めいた優しさがある。これも著名なアリアです。シンプルだけど個性溢れるメロディーが本当に素敵。一度聞いたら忘れられない印象的な曲です。いつかこの歌を+ループでアレンジしてみたい。

3.白銀の月
 叙情的でとても美しいメロディー。水の精霊ルサルカが、湖のほとり、白銀に輝く月に向かって歌う、神秘的な状況を加味しつつ聴くとたまりません。ピュアな恋への憧れが切々と伝わってきます。これは映画では、「ドライビング・ミス・デイジー」で流れていた。

4.
ムゼッタのワルツ
 ムゼッタが歌う、短いけれどとても可愛らしいアリア。これも頭の掴みおっけい!という感じです。プッチーニの女性アリア、当たり外れは大きいけれど、ちょっと力の抜けた物に名曲が多いですねえ。映画なら「月の輝く夜に」で流れていたし、これもCMへの出現率高いです。

5.
セヴィリアの砦の近くに
 カルメンのアリアは本当に充実していて、歌だけでカルメンのパーソナリティーを表現し切っていてすばらしい。キャラクターな役どころなので個性を出しやすいというのもあるのでしょうが、カルメンほど「アリア全部当たり」な役も珍しいでしょう。
 ですので選択に迷うところでもあるのですが、中でもこの口説き歌はやはりいいですね。メロディーも実に誘惑的で色っぽく、歌い手さんはさぞかし楽しいに違いない。

おまけ♪

選外.
おいで窓辺に/ドン・ジョバンニ/Mozart

 男性アリアが一本もなかったのでこの小品を。ドン・ジョバンニがマンドリン一本で歌うくどき歌です。本当に短い歌なのですが、こんな甘いメロディーで口説かれたらふらふらしちゃってもいいぞと思ったりする名曲。


1998/04/20 Y.K.